グーグルCEOシュミット氏が語る5年後のウェブ
テレビやラジオ、ネットが融合して、情報の塊という媒体・概念になる?
しかし、順調なYoutubeがモデルケースなのは理解できますが、経営のために広告というスポンサーが必要ならオンデマンドではない情報の発信も廃れないとも考えられます。
今後ムーアの法則の先はいったいどうなるんでしょうね。楽しみです。
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http://japan.cnet.com/column/rwweb/story/0,2000090739,20402636,00.htm
Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏は、5年後のインターネットの姿について、今とは大きく違ったものになると想像している。Schmidt氏によれば、インターネットは中国語とソーシャルメディアのコンテンツであふれかえり、超高速ブロードバンドによって情報がリアルタイムで配信されるようになるという。同氏は先々週開催のGartner Symposium/ITxpo Orlando 2009において、数多くの最高情報責任者(CIO)やIT担当ディレクターを前にしたインタビューの中で、ソーシャルコンテンツをリアルタイムでランク付けする方法を見つけることは、「この時代における大きな課題だ」と述べている。
Gartnerは世界で最も大きく、最も権威のある調査会社だ。45分間のインタビューにおけるSchmidt氏の発言の多くは、明らかにビジネスリーダーに向けられたものだったが、われわれはその中から、ウェブに心を動かされたことのある人なら誰もが関心を抱くであろう6分間を抜粋した。
注目すべき発言には、以下のようなものがあった。
「今から5年後、インターネットには中国語のコンテンツがあふれているだろう。」
「今日のティーンエイジャーが、5年後のウェブが持つであろう機能のモデルである。彼らは、アプリケーションからアプリケーションへとシームレスに飛び回る。」
「5年間というのは、ムーアの法則では10倍に相当する。すなわち、5年間のうちに、コンピュータの性能は今日よりも大幅に向上するだろう。」
「5年以内に、通信速度が100Mbpsを遙かに超えるブロードバンドが登場するだろう。そして、テレビやラジオ、ウェブといった配信方法の違いは消えてなくなるだろう。」
「われわれは、『Youtube』から相当の利益を上げ始めている」。コンテンツは今よりもさらに動画に移行していくだろう。」
「リアルタイムの情報は、ほかのすべての情報と同じ価値を持っている。われわれはリアルタイム情報を検索結果に含めたいと考えている。リアルタイム情報を取り扱う企業は、TwitterやFacebook以外にもたくさんある。」
「われわれは今でも、リアルタイム情報をインデックス化することができる。しかし、それをランク付けするにはどうすればいいのだろうか」
「こうしたユーザー生成型情報への根本的なシフトにより、人々は従来型の情報ソースよりも、ほかのユーザーに熱心に耳を傾けるようになる。そうした情報に対するランクの付け方を学ぶことは、この時代における大きな課題だ。」
Schmidt氏はGoogleがその問題を解決できると考えている。